みんなのことが大好きだ

昨日は子供の引退試合だった。

いや、負ければ引退試合となる試合。

みんな負けることはわかっていたから、引退試合だったという表現はおかしくないのだけど。

弱いチームだった。

当たり前だ。ミニバスの経験者はたったの3人で後は消去法で入部を決めた子ばかりだった。

うちの子含め、運動神経のよろしくない子もたくさんいた。

負けん気の強い子は2人くらい。

よくも悪くも、ゆとり風の平和主義だけど、素直で優しい子どもたちだ。

私は彼らが大好きだ。

だから負けても負けても応援した。

電車に乗って、バスに乗り換えて、ときにはタクシーに乗って、どこでも駆けつけた。

彼らなりに悩み、苦しむことはあったようだが確実にうまくなっていたと思う。

彼らなりに上達していたが、試合で勝つことはなかった。

でも、そんなこと私にはどうでもよいことだった。

ダブルスコアくらい離されているのに点数が決まると無邪気に喜んだり、お母さんたちの応援に照れたり、実力差は明らかで負けると決まっているのに無駄に緊張している姿を見ているだけでよかった。

彼らの成長が感じられるのを見るのが好きだった。

最後の8分は号泣だった。

一番最初の試合はバスケとは言い難いくらいボールがコロコロと床を転がっていたこと。

部活の予定表の見方がわからなくてしばらくは予定表の意味をなさなかったこと。

一学年上の先輩の試合をキラキラした目で見ていたこと。

交流試合の会場でシャワーを浴びてつるつるの肌でご満悦だったこと。

試合前はいつも楽しそうにニコニコしていること。

そんな彼らの姿が思い出された。

90対30の大差で負けたのも彼ららしかった。

もう彼らの試合が見られないと思うととても残念だ。

もう一度言う。私は彼らが大好きだ。