モラ夫の嫌がらせがつらい

婚費調停最後の日、裁判所から夫が出てくるのを見た。

足がすくんだ。見つかったら殺されると思った。植木の影に隠れて夫の後ろ姿を見送った。

とても恐ろしかったが、とても懐かしかった。不思議な感覚だ。

とにかく、無事に婚費が決まり安心した。

 

毎月生活費を請求しなければならず、請求をすると「適応障害なんて仮病使ってないで働け」「子供がいるのに精神を患うなんて社会人として恥ずかしくないのか」「お前のせいでこうなったんだ。さっさと離婚に応じろ」など、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールが返ってきていたから。

 

しかし安心したのもつかの間、調停が終了した日に、自分と直接会って離婚の話し合いをするようにとメールが来た。2週間後までに返事をしないと訴訟を起こすという。

私は夫の後ろ姿を「懐かしい」と感じたことを即座に後悔した。さすがモラ夫である。この期に及んでブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃな脅迫メール。

私は、「モラ夫のおかげで適応障害を患っており」「適応障害の原因である夫と会うことはできず」「弁護士を雇うお金がない」という理由から話し合いを断った。

診断書付きのメールで。

そのメールに対する返事はない。

その後も、「90万円払うから離婚に同意しろ」「生活が苦しいならお前と子供は実家に帰れ」など、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールが来る。

 

私の実家は北海道と東京くらい離れており、子供はこちらでの進学を希望している。モラ夫もそのことは承知のはずである。暴言を承知で言うなら、「このハゲーーーー。勝手なこと言ってんじゃねーよ」である。

そして婚費が振り込まれる日。

銀行に行くも振り込まれた形跡がない。

まあ、給料日前だし。2・3日の遅れなら大目に見よう、と思った私。なんておおらかなんだろう。性格のよさには自信がある。

しかし給料日を過ぎても振り込まれた形跡がない。裁判所へ催促してもらおうか、とも思ったが、裁判所からいきなり連絡がくるというのもなんだかかわいそうだ。まずは自らで交渉してみよう、といらぬ仏心を出してしまった。そう。私は性格がいいのだ。

メールにて今月の婚費がまだ入金されておりませんが、と問うと「◯月◯日に入金した2万円が今月分だ」と屁理屈をこねる。

それは先月入金がなかったからその分だという認識だったし、今月分であるというのなら裁判所で決められた日付に入金するべきだ、と反論した。

すると「自分だって生活が大変なのだ。両親に借金もしている。そんなに金がないならお前の両親から借りろ。お前が親に言えないならオレが言う」と近々80万円のボーナスがもらえる予定のモラ夫が、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールをよこす。

モラ夫のモラハラによって私の心は病み、心の回復を待ってくれと頼んでいるにも関わらず「オレだって仕事で疲れてるんだ。1週間以内に回復させろ」などとジャイアンもかくやと思われるめちゃくちゃを言い、私と子どもたちが自分の思い通りにならないからといって、当時無職だった私と子どもたちを置いて逃げたのである。

私と子どもたちに苦労をさせ、毎日のように不安で泣く私を見て子どもたちは不安がり、新しい靴を買ってと言えず穴のあいたスニーカーを履く。

孫がそのような思いをしていることに対して、私の両親が胸を痛めていないと思っているのだろうか。

私の親がモラ夫の相談に乗るとでも?人をさんざん傷つけておいて金の無心とは何事か。恥を知るべきである。

せっかく婚費が決まったというのに、相変わらず生活費の催促をしなければならず、そのたびにブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールを送られ、裁判所へ手続きをしなければならない。

モラ夫の嫌がらせはまだまだ終わらないのである。