男の価値=お金みたいな話って炎上するけど私の場合、関係が炎上した

結婚してすぐ、夫がモラハラなんじゃないかと気づいた。

モラハラのことを書いたネット記事や本を見たらほとんど全ての項目に該当していて、モラハラなんだと確信した。

これらの記事や本によるとモラハラは治らないという。そして私の心はこれ以上ないくらいに傷ついている。

これからどうやって生きていこうか、少しだけ悩んだ。

だけど結果はわりとすぐに出た。

 

我慢しよう。

私はアラフォーの2人の子持ちで彼と再婚した。

シングルマザーのときはお金がなくて本当に苦労した。

会社や趣味の人と一緒に飲みに行けば「金づるにされるんじゃないか」なんて警戒されたし、カンタンにヤレるんじゃないかと思われたり、きちんと子供を預けてきているのにネグレクトなんじゃないかとか、シングルマザーの偏見に疲れた。

娘たちと3人、自由に楽しく暮らしてきたつもりだったけど「貧しさに負けた」し「世間に負けた」。

 

最初の離婚は20代で若かったから何でもできそうな気がしたし、してきた。けど今はアラフォー。シングルマザーとして再び、あんなことやこんなことを乗り切っていける気が全くしない。

だから、寄生しようと決めた。

 夫の気分で夜中に起こされて関係を迫られても、鼻で笑われても恫喝されても、時給が発生しているのだと考えた。

屈辱的な言葉も耐えた。会社員として働いていたときだって、これくらい辛いことはあった。

夏のボーナスの金額、娘たちが受けられるであろう最高の教育、成人式に着るであろう娘たちの立派な着物のことを考えてひたすら耐えた。

しかし、私の覚悟が足りなかったのだろう。

定期的に行われる「ジャイアンリサイタル」(夫がキレて強制的に私は意見を言わされ、私の意見は全否定され、夫の気が済むまで罵倒される)の際に私はふと「せめて顔が好みだったら我慢できたのに」と言ってしまったのだ。

 

あとの祭だった。サブちゃんもびっくりな盛大な祭りになった。

 

子持ちのババアと結婚してやったのによくそんなことが言えるな

お前みたいな底辺な人間とは離婚だ

そして夫から出た言葉。

「結局、金か」

 

その通り過ぎて、ぐうの音も出なかった。どの言葉より効いた。「そんなことないよ」の一言がどうしても出なかった。

その一件以降、夫は口をきいてくれない。

 

どうして夫は、男の価値=お金ってことに対してものすごく怒るのだろう。

だって、40過ぎ、非イケメン、中年太り、喫煙者のおっさんの取柄って何?ってことなのだ。

40過ぎの非イケメンで中年太りの喫煙者だけど、正社員として働いているし優しい人だからと思って再婚した。

しかしモラハラが発覚した今、夫の取柄は「正社員として働いていること」しかない。

正社員として働けない人が多い中で、むしろ「お金があってよかった」って感謝するところなんじゃないのって思う。

もちろん私だって、こちらのスペックが低いことくらい重々承知している。

40過ぎ、バツあり、2人の子持ち、非正規雇用。私のような人間は男性からしたら、おばさんを通り越して「おっさん」なんだろうなってことも悟っている。

私のような人間が再婚なんてできるわけがないと思っていた。付き合ってくれる男性がいるなんて思わなかった。いたとしても20歳は年上じゃないと相手にしてもらえないと思った。話してくれる男性がいれば年齢、顔等のスペックに関わらず、話してくれたことに心から感謝した。奢ってくれなんておこがましいことは言わないから、たまに一緒に、おっさん同士として飲みに行ける異性の友人ができれば、人生は上々だと思っていた。

 

女性は早ければ20代後半から「おばさん」扱いされる。女としての扱いは天から地へ。だから年齢に対して女性は男性より謙虚なのだ。

自分の年齢を顧みずめちゃくちゃな条件を結婚相手の条件に挙げている人もたまにいるけれど、30代以降の女性は自らのスペックに対して謙虚な人が多いと思う。

それなのに、どうして夫はそんなにプリプリ怒るのだろう。金だけが取り柄の男、なんて結構な褒め言葉じゃないかと思うのに。

私には取柄がない。だから寄生するのだ。