夫だった

ジムにて。

私「豊田真由子議員の話するとき、めっちゃ人選びます」

マッチョ「あの、ハゲーの人?」

私「そうです。そうです。ハゲてる人にその話、できないでしょう」

マッチョ「気い使い過ぎやろ」

私「言いかけてやめると余計に失礼っていう」

マッチョ「ほんまや。でもあのおばはん、反省してへんねんて。自分のこと全然悪いと思ってないねんて。自分は裏切られたとか言うてるらしいで」

私「ウソでしょ?キチってますねえ」

マッチョ「ほんまビョーキやで。自分より年上にあんなん言うて。ありえへん」

 

以下、ミュージカル調で読んでいただきたい。

私そんな人めっちゃ知ってる気がする~

私のめっちゃ身近にいたような気がする~

調停のとき私に有利な証拠自分で持ってきた~

おばあちゃんにだけほんとのことを言うね

今日は少し早く目が覚めて、朝から泣きたい気持ちになって誰かに弱音を吐きたい気分だから、おばあちゃんだけにほんとのことを言うね。

 

たぶん、私がこんなに泣きたい気分になったのは昨日母と電話で話したからだと思う。

おばあちゃんは私の母のこと、あまりよく思っていなかったと思うけど、破天荒でわがままでヒステリーだけど、実は優しかったり繊細だったり、意外と器が大きかったりでいいところもあるんだよ。今は母もすっかりおばあちゃんで、そりゃあ、あんな人だから普通のおばあちゃんじゃないけど、でもやっぱりおばあちゃんで、少しは丸くなったんだよ。

 

おばあちゃんは今、私のおかれている状況を知っていると思うけど、母もそのことで心配していて、母のことだから普通の心配の仕方ではないけれど、それでも私と子供のことをとても気にかけて心を痛めていることは伝わってきて、よく電話もくれる。

 

「あんたもなんであんな男と結婚したのかねえ」とか「まったく男を見る目がないね」とか「あの男はキチガイなんだから気を付けなさいよ」なんて言ってくる。私も夫のことを「気が小さければ器も小さい」なんてこき下ろして母と笑う。そんなこと夫に言ったら大変なことになるからね。

 

「ほら見ろ、この女は暴言を吐く!」って鬼の首とったみたいに喜ぶからね。

そういうところ、器が小さいって言ってるんだけど。

 

まあ、そういうことを母には言えるから、助かってる。

 

そんな母が昨日の電話でふと「ちゃんとご飯作れてるの?」って聞いてきた。

 

母は、こういう心配する言葉をかけてくる人じゃないから、私は泣きそうになって言葉につまった。でも泣かなかった。

「作ってるに決まってるじゃん」って言った。

 

おばあちゃん私、ほんとは泣きたかったんだ。

ごはん作ってるけど、食べたいものなんてないし、食べたところですぐにお腹がいっぱいになるし、ごはん食べて命をつないだところでなにかいいことあるのかなって思ったりするし、とにかく泣きたかったんだ。

だけど、母に心配をかけたくなくて泣けなかった。私が参っていると思われるのもイヤだった。こんなことでへこたれる娘じゃないと思ってほしかった。

 

なんて言ってるけど、私が相当に参っていることはバレバレで。

子供が、私がいつも泣いているから心配だ、って元夫の両親に言っていたんだって。

そのことは元夫から聞いた。「大丈夫なのか。子供がお前のことを心配している」って。そのときも私は「大丈夫」って言っちゃった。「裁判になったって証拠も証言も十分にあるし、負ける理由がない」って言ったけど、元夫は全然私のことを大丈夫だと思ってなかったみたい。「塾のお金ならこっちで出すし、高校の入学費用も面倒見るから心配しないで法廷で暴れてこい」だって。

 

おばあちゃん、私、元夫との電話を切ったあと夕ご飯の支度をしながら泣いたよ。

 

スポーツジムで週に1回、一緒にエアロビクスをするご婦人にも最近、実は夫が家を出たって告白したんだけど、彼女は私の告白を聞いて、大変だったのねって涙ぐんでくれて、まあ、とってもありがたかったんだけど私は泣く機会を失って。でも、心配してくれる人がいるのはとても嬉しいことだよね。彼女は毎週、私の体調を気遣ってくれているんだよ。私が痩せていっているからとても心配してくれてる。

 

おばあちゃんの息子である父も、心を痛めていると思う。この年になってまだ娘のことを心配しないといけないなんて私は悪い娘だよね。

 

先週は夫が、私の父と直接話したいって、父にメールしたから、そのメールの返信は私がしたんだ。

たぶん夫は、私が金のことばかり言ってくるから親からも援助してやれ、とか、実家で面倒を見ろってことを父に言うつもりだったと思うんだけど、そんな会話、私が許さなかった。

 

私は、夫あてのメールに父をccに入れて、威厳たっぷりのメールを書いた。父が心配しなくていいように、夫と対等に渡り合っているように威風堂々と自分の主張を書いて父との対話を断ってやった。

 

私が小学校低学年の頃、父と妹と私で公園へよく行っていて、そのとき近所に住むいじめっ子が私と妹を見つけて駆け寄ってきたとき、父がいじめっ子を追い払ってくれたことを思い出したよ。

 

だから、今度は私が、あのヒト型モンスターを追い払うって思ったんだ。案の定、父がccに入った私のメールを見た夫の小さい器はすぐにいっぱいになったみたいで、「私の言っていることはすべてデタラメで根拠がないとして離婚訴訟を起こす」って返事が来た。ccに父は入ってなかったよ。

 

おばあちゃん、私はこんな状況だけど気にしてくれる家族はいるし、私のわがままで別れたにも関わらず私のサポートをしてくれる元夫の家族もいるし、私のことを気にかけてくれるご婦人も紳士もいるし、まあ、恵まれていると思う。

 

そうそう。子供は今年高校受験なんだよ。

おばあちゃんが最後に見たのは小学校4年生の子供だよね。

おばあちゃんの葬式は初めての葬式で、とても怖かったみたいで私の腰に抱き着いて泣いていた子供も、私の背を追い越して大きくなったよ。

私に似て小顔で、怖がりで、私に似ずに足が長い笑

夏休みに子供だけ遊びに行くから、見てやってよ。

まあ、毎年見てるか。

 

おばあちゃん、おばあちゃんがいて、父と母が父と母で、私は子供で、子供として守られていた時代に戻りたいと、強烈に思うときがあるよ。

 

子供がまだ小さくて、手をつないでいろんなところに行った、あのころでもいい。おばあちゃんが生きていて、子供が小さくて、子供と私だけだったけど希望も夢もあったころ。

 

今は毎日不安で仕方ないよ。

今月も夫は婚費を払ってくれないし。

そのたびに夫にメールして、こんな内容だったら屁のほうがよっぽど嬉しいわ!みたいな返信が来て、裁判所へ連絡して。

家賃は何か月滞納できるのかな、なんて心配したり。

修学旅行の写真代とか、卒業アルバムのお金とか、塾の定期テスト対策のお金とか、たった数千円の請求書を見るたびに死にたくなる。

子供の成長なのにね。

誰かに「大丈夫?」って聞かれるたびに「大丈夫にきまってるじゃん」って答える自分も嫌い。

離婚訴訟用にって言わないと心療内科へ行っている事実を人に言えない自分も嫌い。

ほんとは薬がないと寝られないくせに。

誰かに話して思い切り泣いてみたいけど、誰に話していいかわからないんだ。

おばあちゃん、実は私、つらいんだ。

 

 

 

 

 

モラハラまでのディスタンス~モラハラに気づくまで~

離婚訴訟を起こされそうなので、証拠がてら記録しておく。

私がモラ夫と同居したのは2015年9月である。いつもと違うモラ夫を見たのはその1ヶ月後くらいだ。

ショッピングモールで些細なことから意見が食い違い、モラ夫がキレたのである。

モラ夫は無表情でピリピリしているからせっかくのショッピングも台無しである。モラ夫の機嫌は一向に治らないし、私も少々強情だったかもしれないと、私が謝ってその場は収まった。

しかしそのとき、私は「おかしいな」と思ったのだ。キレた夫は明らかに別人なのである。

私は当時バツイチであり、飽きっぽい性格ではあるが男性経験もある。男性と意見の食い違いによるケンカも知っている。

しかし、ケンカをした相手は「怒っているバージョン」の相手であり、別人のように感じたことはなかった。

モラ夫のことを「キレやすい」人だな、と、「キレたら人が変わる」から気をつけないといけないな、「キレたらしつこいからめんどうくせえな」と気を引き締めた記憶がある。

その後も月に一度のペースでキレる。なぜ月イチと言えるかと言うと、モラ夫がキレた日を記録していたからである。なぜキレた日を記録していたかというと、「これはおかしい、ただ事ではない」と感じたからである。モラ夫がキレるのは「お前の言い方が気に入らなかった」という原因がほとんどである。

私がどんな言葉を言って、それをモラ夫がどのように感じたかを聞くと「そんなこともわからないのか」と答えていただけない。

私の何が悪かったのかは全く理解できないが、モラ夫がキレると超めんどくさいのでとりあえず謝る。超めんどくさいので懇切丁寧に謝るが、「そうじゃないんだよ」と説教が始まる。

私はその説教を聞きながら、「はて?」と思う。言っていることが支離滅裂でひとつも理解できないのである。

しかもその説教は軽く1時間を超える。そして内容は2枚重ねのティッシュペーパーを剥がした1枚分くらい薄い。何度も「お前が悪い」「お前の考えが浅い」を繰り返す。

オウムだってここまで同じことばかり言ったりしない。

この恐ろしく内容の薄い説教はモラ夫の気の済むまで行われる。私はこれを密かに「ジャイアンリサイタル」と呼んでいた。

ごめんね。ジャイアン

そして私は、モラ夫がキレたときだけ私のことを「お前」と呼ぶのも大変気に食わない。そこで「私も発言には気をつけるからお前と呼ぶのをやめてくれ」と頼むと、「お前が悪いからだろう」とおっしゃり、私はそのやり取りの不毛さに非常に驚いた記憶がある。

私の頭の中では、モラ夫から「そうだね。お互い気をつけようね」系統の言葉が帰ってくると思っていたのだ。

モラ夫が機嫌がよいときに、なぜすぐにキレるのか(と聞くとキレられるので)なぜすぐに私たちはケンカをしてしまうのかと聞いたことがある。

モラ夫は「結婚して独占欲が生まれたのかな」とおっしゃった。

独占欲=束縛なら聞いたことがあるが、独占欲=キレて説教とは生まれて初めて聞いた。そして独占欲に溺れることのない聡明な私には相変わらず理解不能である。

とにかく、月に一度のジャイアンリサイタルは私にとって大変苦痛であり、原因はわからず、ひたすらモラ夫の機嫌を気にしながら、言動に気をつけながら半年程暮らしていたのである。

あ、私悪くないわ、と気づいたのはモラ夫の一言だった。

「前の彼女とはケンカが耐えなくて別れたんだよね」

そのとき私は思った。てやんでえ、全部こいつが原因じゃねーか。

私はずっと、モラ夫がキレるのは私のせいだと思っていた。

私は自分で言うのもアレだが、誰も言ってくれないので自分で言うが、大変素直な竹を割ったような性格で、江戸っ子っぽさもあるが茶目っ気程度で、母親譲りの若大将顔負けの男気もある。結局何が言いたいのかというと、しょっちゅうケンカをするような人間ではないし、その陽気な性格上、人の気を逆なでするような言動もめったにしないということだ。

そういえば、と次から次へモラ夫の不審な行動を思い出す。

東大出身の後輩を「仕事ができない」といっていじめて辞めさせたことを誇らしげに話していたこと。

バス会社への尋常ではない執拗なクレーム。

私に対する罵詈雑言。

 

モラハラだ。

 

こいつ、モラハラなんだ。

 

下手こいた!

これが私がモラ夫のモラハラに気づいた瞬間である。

モラ夫の嫌がらせがつらい

婚費調停最後の日、裁判所から夫が出てくるのを見た。

足がすくんだ。見つかったら殺されると思った。植木の影に隠れて夫の後ろ姿を見送った。

とても恐ろしかったが、とても懐かしかった。不思議な感覚だ。

とにかく、無事に婚費が決まり安心した。

 

毎月生活費を請求しなければならず、請求をすると「適応障害なんて仮病使ってないで働け」「子供がいるのに精神を患うなんて社会人として恥ずかしくないのか」「お前のせいでこうなったんだ。さっさと離婚に応じろ」など、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールが返ってきていたから。

 

しかし安心したのもつかの間、調停が終了した日に、自分と直接会って離婚の話し合いをするようにとメールが来た。2週間後までに返事をしないと訴訟を起こすという。

私は夫の後ろ姿を「懐かしい」と感じたことを即座に後悔した。さすがモラ夫である。この期に及んでブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃな脅迫メール。

私は、「モラ夫のおかげで適応障害を患っており」「適応障害の原因である夫と会うことはできず」「弁護士を雇うお金がない」という理由から話し合いを断った。

診断書付きのメールで。

そのメールに対する返事はない。

その後も、「90万円払うから離婚に同意しろ」「生活が苦しいならお前と子供は実家に帰れ」など、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールが来る。

 

私の実家は北海道と東京くらい離れており、子供はこちらでの進学を希望している。モラ夫もそのことは承知のはずである。暴言を承知で言うなら、「このハゲーーーー。勝手なこと言ってんじゃねーよ」である。

そして婚費が振り込まれる日。

銀行に行くも振り込まれた形跡がない。

まあ、給料日前だし。2・3日の遅れなら大目に見よう、と思った私。なんておおらかなんだろう。性格のよさには自信がある。

しかし給料日を過ぎても振り込まれた形跡がない。裁判所へ催促してもらおうか、とも思ったが、裁判所からいきなり連絡がくるというのもなんだかかわいそうだ。まずは自らで交渉してみよう、といらぬ仏心を出してしまった。そう。私は性格がいいのだ。

メールにて今月の婚費がまだ入金されておりませんが、と問うと「◯月◯日に入金した2万円が今月分だ」と屁理屈をこねる。

それは先月入金がなかったからその分だという認識だったし、今月分であるというのなら裁判所で決められた日付に入金するべきだ、と反論した。

すると「自分だって生活が大変なのだ。両親に借金もしている。そんなに金がないならお前の両親から借りろ。お前が親に言えないならオレが言う」と近々80万円のボーナスがもらえる予定のモラ夫が、ブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールをよこす。

モラ夫のモラハラによって私の心は病み、心の回復を待ってくれと頼んでいるにも関わらず「オレだって仕事で疲れてるんだ。1週間以内に回復させろ」などとジャイアンもかくやと思われるめちゃくちゃを言い、私と子どもたちが自分の思い通りにならないからといって、当時無職だった私と子どもたちを置いて逃げたのである。

私と子どもたちに苦労をさせ、毎日のように不安で泣く私を見て子どもたちは不安がり、新しい靴を買ってと言えず穴のあいたスニーカーを履く。

孫がそのような思いをしていることに対して、私の両親が胸を痛めていないと思っているのだろうか。

私の親がモラ夫の相談に乗るとでも?人をさんざん傷つけておいて金の無心とは何事か。恥を知るべきである。

せっかく婚費が決まったというのに、相変わらず生活費の催促をしなければならず、そのたびにブラック企業パワハラ上司もかくやと思われるめちゃくちゃなメールを送られ、裁判所へ手続きをしなければならない。

モラ夫の嫌がらせはまだまだ終わらないのである。

子供の体育祭に行ってきた

みんなキラキラしていた。
35年前の私もきっとキラキラしていた。

キラキラに囲まれていると今の私がゴミみたいに思えて涙が止まらなくなった。

そうだ。私うつなんだった。

男の価値=お金みたいな話って炎上するけど私の場合、関係が炎上した

結婚してすぐ、夫がモラハラなんじゃないかと気づいた。

モラハラのことを書いたネット記事や本を見たらほとんど全ての項目に該当していて、モラハラなんだと確信した。

これらの記事や本によるとモラハラは治らないという。そして私の心はこれ以上ないくらいに傷ついている。

これからどうやって生きていこうか、少しだけ悩んだ。

だけど結果はわりとすぐに出た。

 

我慢しよう。

私はアラフォーの2人の子持ちで彼と再婚した。

シングルマザーのときはお金がなくて本当に苦労した。

会社や趣味の人と一緒に飲みに行けば「金づるにされるんじゃないか」なんて警戒されたし、カンタンにヤレるんじゃないかと思われたり、きちんと子供を預けてきているのにネグレクトなんじゃないかとか、シングルマザーの偏見に疲れた。

娘たちと3人、自由に楽しく暮らしてきたつもりだったけど「貧しさに負けた」し「世間に負けた」。

 

最初の離婚は20代で若かったから何でもできそうな気がしたし、してきた。けど今はアラフォー。シングルマザーとして再び、あんなことやこんなことを乗り切っていける気が全くしない。

だから、寄生しようと決めた。

 夫の気分で夜中に起こされて関係を迫られても、鼻で笑われても恫喝されても、時給が発生しているのだと考えた。

屈辱的な言葉も耐えた。会社員として働いていたときだって、これくらい辛いことはあった。

夏のボーナスの金額、娘たちが受けられるであろう最高の教育、成人式に着るであろう娘たちの立派な着物のことを考えてひたすら耐えた。

しかし、私の覚悟が足りなかったのだろう。

定期的に行われる「ジャイアンリサイタル」(夫がキレて強制的に私は意見を言わされ、私の意見は全否定され、夫の気が済むまで罵倒される)の際に私はふと「せめて顔が好みだったら我慢できたのに」と言ってしまったのだ。

 

あとの祭だった。サブちゃんもびっくりな盛大な祭りになった。

 

子持ちのババアと結婚してやったのによくそんなことが言えるな

お前みたいな底辺な人間とは離婚だ

そして夫から出た言葉。

「結局、金か」

 

その通り過ぎて、ぐうの音も出なかった。どの言葉より効いた。「そんなことないよ」の一言がどうしても出なかった。

その一件以降、夫は口をきいてくれない。

 

どうして夫は、男の価値=お金ってことに対してものすごく怒るのだろう。

だって、40過ぎ、非イケメン、中年太り、喫煙者のおっさんの取柄って何?ってことなのだ。

40過ぎの非イケメンで中年太りの喫煙者だけど、正社員として働いているし優しい人だからと思って再婚した。

しかしモラハラが発覚した今、夫の取柄は「正社員として働いていること」しかない。

正社員として働けない人が多い中で、むしろ「お金があってよかった」って感謝するところなんじゃないのって思う。

もちろん私だって、こちらのスペックが低いことくらい重々承知している。

40過ぎ、バツあり、2人の子持ち、非正規雇用。私のような人間は男性からしたら、おばさんを通り越して「おっさん」なんだろうなってことも悟っている。

私のような人間が再婚なんてできるわけがないと思っていた。付き合ってくれる男性がいるなんて思わなかった。いたとしても20歳は年上じゃないと相手にしてもらえないと思った。話してくれる男性がいれば年齢、顔等のスペックに関わらず、話してくれたことに心から感謝した。奢ってくれなんておこがましいことは言わないから、たまに一緒に、おっさん同士として飲みに行ける異性の友人ができれば、人生は上々だと思っていた。

 

女性は早ければ20代後半から「おばさん」扱いされる。女としての扱いは天から地へ。だから年齢に対して女性は男性より謙虚なのだ。

自分の年齢を顧みずめちゃくちゃな条件を結婚相手の条件に挙げている人もたまにいるけれど、30代以降の女性は自らのスペックに対して謙虚な人が多いと思う。

それなのに、どうして夫はそんなにプリプリ怒るのだろう。金だけが取り柄の男、なんて結構な褒め言葉じゃないかと思うのに。

私には取柄がない。だから寄生するのだ。